Richard Mille 19-02 Tourbillon Fleur

SIHHでは、Richard Milleのブースを訪れるのをいつも密かに楽しみにしています。時計を眺めるのはもちろん、毎回注目を集めるブーススタッフの姿も楽しみのひとつです。
Richard Milleは、新作を一年を通じて少しずつ発表していくため、展示するモデルを絞り込みました。ブースのショーケースのひとつには、5分ごとに起こる現象を見届けようと、多くの来場者が集まっていました。
その現象とは、繊細なマグノリアの花びらが開くことです。
このマグノリアは、新作のRichard Mille RM 19-02 Tourbillon Fleurの主役です。このモデルは、ヨーロッパの王侯貴族をはじめ、世界の名だたる人々に支持され、いくつもの時計ブランドの名声を築いたミニチュアアートとオートマタフラワーの伝統を再解釈しています。
モクレン科の植物が登場したのは、9500万年以上前のことです。Richard Milleがマグノリアを選んだのは、その唯一無二の個性ゆえでしょう。
文字盤の7時位置では、18Kゴールド製のマグノリアの5枚の花びらが、フライングトゥールビヨンを包み込んでいます。5分ごと、または9時位置のプッシャーを押すとマグノリアが開花し、雄しべにあたる、宝石をセットしたトゥールビヨンが1mmせり上がって舞いを披露します。
この妙技には、36時間のパワーリザーブとは別にエネルギーが必要です。そのため、この機能専用の機構を設け、2つ目の香箱から動力を供給しています。
地板とブリッジにはグレード5チタンを採用しています。チタン、アルミニウム、バナジウムからなるこの合金は、非常に剛性が高く、耐腐食性にも優れており、航空宇宙分野などで用いられています。
トノー型ケースの防水性能は50mです。プレス資料に記載がなく、記者会見でも触れられなかった情報がひとつあります。見事に全面をジェムセッティングしたケースであることに変わりはありませんが、どうやらその仕様は、わざわざ記載するにはあまりにも「当たり前」になったようです(?)。
最後に、マグノリアよりも希少なこのRichard Mille RM 19-02 Tourbillon Fleur は、わずか30本のみの限定生産です。












