初めての高級時計を上手に選ぶには?

montres de luxe

高級時計を手に入れることは、「高級」という言葉がしばしば濫用されているとはいえ、時計愛好家の人生における重要な出来事です。自らの動きで時を刻む(機械式時計を選んだ場合)この、ずっと手放せない道具を所有する喜びであると同時に、投資でもあります。手元でその姿を眺める幸福という配当をもたらす資産であり、必要になれば有利な条件で売却できる可能性もあります。そこで、自分にぴったりの高級時計を選ぶためのアドバイスをご紹介します。

高級時計の予算

初めての高級時計を選ぶ第一歩は、予算を決めることです。高級時計は非常に高価なものもありますが、より手の届きやすいモデルも存在します。予算に合った価格帯を定めましょう。具体的な価格を挙げるなら、1500ユーロから、男性向けの自動巻きモデルを中心としたエントリークラスに手が届き始めます。ただし、ある程度の資産価値も期待するなら、高級時計のエントリークラスとして、5000〜9000ユーロ前後の新品の自動巻きモデルを選ぶことになるでしょう。

とはいえ、高級という概念は相対的なものです。価格やマーケティング、希少性に結びつくこともあれば……何より、あなた自身の高級品に対する考え方に基づくものでもあります。

用途を考える

なぜ高級時計を購入したいのかを考えてみましょう。日常使いのためでしょうか、特別な日のためでしょうか。それとも、単に美しいコレクションピースを所有したいのでしょうか。この問いへの答えは、あなたのニーズに最適なブランド、モデル、機能を選ぶ手がかりになります。

ブランドをリサーチする

市場には数多くの高級時計ブランドが存在し、それぞれに独自のスタイル、評価、代表モデルがあります。

気になるブランドやコレクション、モデルについて、その歴史、製造品質、デザイン、素材、コンプリケーション、さらにユーザーの評価やコメントまで調べてみましょう。

代表モデル

多くの場合、時計ブランドには売上の80%を支える、いわば「bread and butter(主力商品)」にあたる代表コレクションが1つか2つあります。その他のコレクションは、メディアで話題を集め、ブランドの革新性を示したり、新たな市場を開拓したりするための「talking pieces(話題作)」であることが少なくありません。

Jaeger-LeCoultreといえばReverso、Audemars PiguetならRoyal Oak、OmegaならSpeedmaster、Tag HeuerならMonaco、RolexならSubmariner(ありがとう、James)、Patek PhilippeならNautilus、といった具合です。

どんなスタイル?

選びたいブランドのイメージが固まったら、自分の個性やライフスタイルに最も合う時計のスタイルを考えましょう。高級時計には、伝統的なものからモダンなものまで、控えめなものから華やかなものまで、クラシックなものからスポーティなものまで、さまざまなスタイルがあります。

パイロットウォッチ、ダイバーズウォッチ、それともクラシックウォッチ? 自分の好みに合い、ワードローブを引き立ててくれるスタイルを選びましょう。

コンプリケーションを検討する

高級時計には、クロノグラフ、パーペチュアルカレンダー、ムーンフェイズ表示、ミニッツリピーター、トゥールビヨンなど、シンプルなものから複雑なものまで多彩なコンプリケーションが搭載されます。自分にとって重要な機能を選びましょう。もちろん、スマートフォンはすでにこれらをすべてこなし、コンプリケーションに実用上の意味はほとんどありません。それでも、時計のスタイルや文字盤のデザインを形づくり、機械式時計ならではの技術的妙技を示してくれるものがあります。クロノグラフに宿るモータースポーツの趣、ムーンフェイズの詩情、GMTの追加針、ダイバーズウォッチの回転ベゼルなどがその例です。

素材を選ぶ

高級時計には、ゴールド、316Lステンレススティール、チタン、ブロンズ、レジン、木材など、さまざまな素材が使われます。自分のスタイルや個性を映す、上質な素材を選びましょう。素材は時計の価格にも影響します。たとえば、サファイアクリスタルではなくミネラルガラスを採用している場合、素材の品質を示す要素とはいえません。

高級時計:新品か中古か?

高級時計の中古市場は、より手の届きやすい価格で時計を手に入れられる魅力的な機会です。LeBonCoinの個人売買広告よりも正規の流通ルートを優先し、時計の真正性を証明する書類をすべて確認しましょう。特に、たとえば中古のPatek Philippeの時計を購入したい場合は必須です。

一方で、中古市場には意外な現象もあります。たとえば、安いrolexを手に入れたいなら、中古品のほうが同じ新品モデルより高価になることも知っておきましょう。あるブティックでは、新品のSubmarinerが7000ユーロ、中古の同じモデルが11500ユーロで見つかることがあります。理由は? 新品は入荷まで1年半かかる一方、中古品ならすぐに手に入るからです。

購入前に試着する

高級時計を購入する前には、自分の手首に合い、快適に着けられるかを確かめるため、試着することが大切です。正規販売店や高級時計専門店で、実際に時計を試すのが望ましいでしょう。購入に伴う楽しみには、顧客体験も含まれます。

保証とアフターサービスを確認する

購入前に、時計の保証内容を必ず確認しましょう。高級時計ブランドでは通常、製造上の不具合に対する修理や交換をカバーする1〜2年の保証を付けています。さらに、メンテナンスや修理など、ブランドが提供するアフターサービスも確認しておきましょう。オーバーホールの費用は高額になることがあるため、考慮すべきコストです。

再販価値を考慮する

高級時計の購入はあなたにとっての投資ですが、その時計の再販価値を考えることも重要です。高級時計ブランドのなかには、歴史、希少性、製造品質によって、他よりも価値を維持しやすいものがあります。将来の売却を考えているなら、価値を保ちやすい高級時計ブランドへの投資を検討しましょう。中古時計の販売サイトを訪れ、時計の相場を確認するのもおすすめです。

自分の直感を信じる

結局のところ、高級時計選びは自分の個性とスタイルを映すものであるべきです。心に響き、条件をすべて満たす時計が見つかったなら、あとは直感を信じて購入しましょう。

時計ブランドとモデルのアイデア

1- 手の届きやすいブランド

Frederique Constant、Alpina、Hamilton、Seiko(コストパフォーマンスに優れる)、Longines、Tissot、Tudor(Rolexの妹分)、Bell & Ross、あるいはフランスの別ブランドである男性向けCharlieの時計など。

2- 手の届きやすい注目ブランド

Code41、BA111OD(5000ユーロのトゥールビヨンもあります!)、SevenFriday、M.A.D. EDITIONSなど。

3- その先へ

Omega、Breitling、TAG Heuer、Panerai、Rolex、Audemars Piguet、Hublot、Patek Philippe、Jaeger-LeCoultre、Cartier、Piaget、Montblanc、MB&Fなど。

4- 成層圏へ……

Richard Mille、Greubel Forsey、Jacob & Co.、A. Lange & Söhneなど。

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