木製腕時計

環境意識の高まりの表れでしょうか。ここ数年、木製時計が躍進しています。木製時計というニッチな分野に参入する専門ブランドが増えていることからも、それは明らかです。
木は、単なる素材ではありません。自然を構成するこの根源的な存在がこれほど強い象徴性を帯びているのですから、時計職人が古くから木を用いてきたのも不思議ではないでしょう。
道具や物の製作に役立つだけでなく、木は火をもたらします。また、木は大地と天空を結ぶ存在とも考えられてきました。こうした象徴性は時間の象徴性とも見事に重なり、木は私たちに強い感情的な背景をもたらす素材となっています。
木は、置き時計や小型置き時計、カッコー時計の装飾に幅広く使われてきました。加工しやすいため、切削や彫刻、塗装が可能で、ほかの素材を組み合わせるためのベース素材にもなります。

音を鳴らす置き時計においては、その音響特性も非常に有用です。
ここでは、木製時計と、その設計における素材のメリット(そしてデメリット)に焦点を当てます。

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木製時計のメリット
- 環境にやさしい(ただし、木材の産地は必ず確認する必要があります)。
- ひとつひとつが個性的です。木製時計で、完全に同じものを2本見つけるのは難しいでしょう。
- 低アレルギー性です。
- 非常に軽量です。ケースも文字盤も、さらにはブレスレットまで木製の時計を所有していますが、腕に着けていることを感じないほどです。
- アカシア、サルスベリ、アマランス、エボニー、トウヒ、メープル、竹、ローズウッド、ヤシなど、あらゆる好みに応える多彩な樹種があります。
- もし無人島で道に迷い、火を起こす必要に迫られたなら、その時計を燃やすこともできます。
木製時計のデメリット
- 木はスチールほど耐久性に優れていません。木製時計は衝撃や傷に弱いのです。
- 木製時計を着けたまま水に入るなど、絶対に考えないでください。
- 木の色は、樹種によって変化することがあります。






