時計を正しく調整する

時計の時刻を合わせるには? 一部の人にとっては明白な問いかもしれません。しかし、時計の調整には、あらためて確認しておいて損のない黄金律があります。
自動巻きの機械式時計を所有する皆さんは、安易な方法に頼ってはいけません。時計は、あらかじめ正しく手で巻き上げておくと、精度が向上します。
懐疑的な読者の皆さんの腕の動きで、時計を十分に巻き上げられることを疑っているわけではありません(気の毒にもパーキンソン病を患っている方は別として)。しかし、最初に、あるいはパワーリザーブを使い切ったあとに、きちんと手巻きしておくことに勝るものはありません。そうしてこそ、自動巻きの魔法が最良の条件で働くのです。
リューズとそのポジション
自動巻き時計のリューズには、通常3つのポジションがあります。
- ポジション1:巻き上げ
- ポジション2:日付変更
- ポジション3:時刻合わせ
巻き上げは、言うまでもなく時計回りに行います。リューズを6時側から12時側へ回すのです。自動巻き時計なら30回転で十分でしょう。
手巻き式の機械式時計の場合、ムーブメントが巻き上がったことは、手の感触でしかわかりません。
日付変更は、3つの呼び方に分類されます。
日付の変更が非常に長くかかる時計は、「ゆっくり切り替わる」タイプと呼ばれます。たとえば日付窓(カレンダーを表示する窓)では、19日から20日へ切り替わる途中、19の半分と20の半分が表示されることがあります。
ジャンピング式:真夜中頃になると、新しい日付が日付窓の中で「ジャンプ」し、一瞬で次の日へ切り替わります。
「日付早送り」機能を備えた時計なら、時刻を進めることなく、リューズで日付を切り替えられます。そうでない場合は、正しい日付になるまで針を進める必要があります。

時計には「デッドゾーン」があります。もちろん、子どもたちを怖がらせるためにでっち上げた話ではありません。Michael Jacksonやブギーマン、さらにはRégineのような存在とは違うのです。
時針が21時から3時の間(文字盤の上半分)にあるときは、日付を変更してはいけません。
日付変更のプロセスが作動している間は、邪魔をしないほうが賢明です。あなたの時計も、まさにあなたらしい紳士的な振る舞いをきっと喜ぶことでしょう。






